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Monday 18 July 2011

イギリスのナショナリズム

イギリスではナショナリズムがいろいろな形で存在しています。イギリスはスコットランド、ウェールズ、北アイルランド、イングランドの4つの国に別れています。
それで、国会は四つあります。それと国歌も四つあります。近代オリンピックで、イギリスはひとつの代表として参加しますが、サッカワールドカップやいろいろなスポーツ国際競争では別の国々として参加します。この統一さと不統一さはかなり矛盾していることだと言われています。100年間にわたってスコットランドなどの国会はだんだんイングランドの国会から権利を移転してもらいました。そして、今年、スコットランドこくみんとうは与党となりました。そして、4年間の任期中にはイギリスからの独立についての一般投票を実施するのを約束しました。
スコットランドは独立国になる可能性が高いと思います。今年、スコットランドの国会はイングランド、ウェールズと北アイルランドの学生を差別化する法律を作りました。イギリスの政府は全国民に税金をかけるが、国々の国会によってこのお金を利用するのは違います。スコットランド人の学生はスコットランドの大学に無料で入れます(そして欧州連合の加盟国も無料で入れます)が、イギリスのほかの各国の学生は9000ポンド(114万5455円)を払わなければなりません。実は、9000ポンドはイングランドとウェールズ、北アイルランドの大学の授業料と同じですが、まだこの差が怒りを誘発しました。こんな政策が続けば、スコットランドが独立国になる可能性は高くなるだろうか。それはスコットランド国民の選択です。政治的に、イギリスの自由民主党と労働党の支持層は主に貧しくの北イギリス(すなわち、ノース・イースト・イングランドとスコットランドの大部分)です。ところが、独立国になるプロセスは大変複雑なので、一般投票の結果を実際に発効できるのかと疑問を持つ人もいます。
こんな平和的なナショナリズムはいいことだと思います。しかし、もちろん暴力のナショナリズムは問題になります。イギリスでは、移民率の増加が原因でいろいろな暴力的な騒動がありました。そのうえ、北アイルランドからの反映のグループのアイルランド共和軍暫定派(Óglaigh na hÉireann)はナショナリズムの名において爆発やその他のテロ攻撃をしました。たとえば、ロンドンで1993年に自動車爆弾や臼砲の攻撃をしました。それに、北アイルランド(特にブラディ・フライデー)やイギリスで、いろいろな爆発攻撃もしました。
ですから、ナショナリズムは幾分マイナスのイメージがあります。でも、新聞や党派によってナショナリズムのとらえ方が違うので、イギリスの民衆はさまざまなナショナリズムにわかれていると言えます。最近、欧州連合の力や権利が拡大したことにより、イギリス国民党やイギリス独立党はますます人気があります。そして、2009年欧州議会議員選挙には、イギリスの欧州議会の閣僚の二人はイギリス国民党を代表しています。イギリス独立党は閣僚を13人出しています。特にイギリスの一番人気があるのタブロイドの「The Sun」や「NOTW」などはイギリス独立党のキャンペーンを応援していました。でも、ブロードシート(Broadsheet、タブロイドに対して、普通サイズの新聞(38×61センチ))の新聞はだいたい親欧州連合(Pro-European)です。イギリスでは、階級の差(かなりタブーの話だが)の一つの点はこの新聞の読者に見えると言われています。こういう一般化は疑わしいと言えますが、実際はブロードシートの英語のほうが複雑なので、教育の差として、社会の差も(少し)見えます。
既述の例えが、ナショナリズムの政治的や社会的な大切さを例証していました。グローバル化の反対の勢いとして、社会の進化の速力を落とす効果があることは、悪いことではないと思います。イギリス(やスコットランド、イングランドなど)では、ナショナリズムは安定的な社会進化に必要かもしれません。教育や地域の差という不均衡を是正できないと、与党は支持をどんどん失ってきます。けれども、暴力的なことになったら、大きな問題だと思います。その上、ナショナリズムの名において、不合理な政策が実行されたら、社会退行という影響を与える可能性もあります。そういう点においては、ナショナリズムの影響を限るべきだと思います。