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Thursday 17 February 2011

含み負債?

今年の冬、トーレス選手の移籍料を何とも思わなかった。イギリスプレミアリーグでは、高い値札が付いたり、世界的な名声のある選手の高額移籍料は当たり前になっていた。しかし、アンドリュウキャロルの移籍料は数字を読み違えたに違いないと思ったほど不思議だ。スペイン代表でワールドカップ大会を優勝したトーレスの5000万ポンド(66億665万円)移籍料はまだ別けるが、まだ証明されてない22歳の3500万ポンド値札が理解できない。
リバプールの監督はキャロルを獲得できたのを喜ばしいと言った。けれども、メディアは彼の考え方に同調しない。記者会見に群がって、激しく否定的な質問をぶつけた。青年にそんな無謀な期待しすぎるほうが邪険だ。過剰な期待を寄せたら、どちらのせいで失敗した場合も、答えは出せないが、彼のキャリアを砕く期待も予想される。
そして、選手のことばかりを考えるのはだめだ。最近、チームも心配だ。サッカーにも世界の不景気は押し寄せた。世界的なマンチェスター・ユナイテッドは去年10月まで一兆ポンドの借金を抱え込んだ。けれども、見たら、問題点はぜんぜん見てこない。スタジアムはつぶしていなくて、毎週サポーターが集まってくるし、今日はユニフォームを着ている人は日本人さえいた。しかし、気にしなくてもいいだろうか。
この冬の話から学べる教訓は小さなチームはこの環境では、資金力のある大きいチームに全然歯向かえない。ロシア人や中東人の大金持ちを見つけられないと、大きなチームと競り合うのは無理だ。この問題を解決できるように国際サッカー連盟は、2,3年のあと売買規制をおこなうだろう。そして、秩序正しい財政が試合でも得だという。一方で、合理的な答えだが、現実には、こんなきまりはプレミアリーグの小さなチームの発展を遅らせるかもしれない。リスクテークを廃したら、可処分所得だけを使えてくると、まだ小さなチームに不利な環境が続いている。ドイツやフランスと同じルールを適応するという解は早合点だと思う。リスクを制止するために、損するチームに罰金を科すべきだ。そうすれば、チームの会長はこのような警報で目を覚ますはずだ。
現に、上記のことから、サッカーチームのリッチ・リストで6位のマンチェスター・ユナイテッドは、借金をするのは問題という結論に近づきつつあるのではないか。これと今年のリーグの競争があいまって、徹底して改革したら良いかと思える。アメリカの巨大な連邦財政赤字と、落ちぶれた勢力を見たら、このような危機に陥らないための策がいると思われる。